A self-study research worksop by Dr Shunichi Takahashi (National Institute for Basic Biology(Thu. 10th Nov. 2016)

気候変動問題のひとつである海水温上昇の結果、生態系を支える生産者としての珊瑚(サンゴ)の白化現象が起こり、そのため海の生態系に多大な影響をもたらし始めています。この珊瑚の白化現象の解明に寄与できる研究が、本校でついにスタートしました。それは、生徒たち自身が主体的に行なうによる生物学の研究における本格的研究で、イソギンチャクと褐虫藻の共生に関する研究です。珊瑚の白化は、褐虫藻との共生関係が絶たれることが、その原因として知られています。イソギンチャクと珊瑚は同じ刺胞動物門花虫綱に属しています。イソギンチャクとの共生関係を探究することは、環境問題になっている珊瑚の白化現象、その仕組みをつきとめ解決につなげる重要な研究です。イソギンチャクを使った研究のテーマと実験計画は、SGHフィールドスタディーを終えた生徒ら自身で考えます。実験研究に先立ち、国立基礎生物学研究所准教授の高橋俊一博士から珊瑚の共生と白化現象についての講義があり、研究の進め方についても教えていただきました。


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